先生仲間から質問を受けました。
「4級の長文問題、質問文を先に読んでから本文を読みなさい、と
生徒に言ってしまっていいですか?いろんな教本を読んでも、こういうところを
注意しながら本文を読みましょうと書いてあって、質問文を先に、とは
書いてないのです・・・」と。
迷わず「言っちゃっていいです、質問文をひとつ読んでは
本文に戻って答えを探す。その方法でいいです。」
とお答えしました。
読む力がすでに十分ある子はリーディングとして楽しんでから、
さてと問題は・・という余裕がありますが、そうじゃない子の
場合、無駄にウロウロしないこと(=時間節約)は大切。
4級の最後の長文って長いとはいえない短さなんですが(笑)、
それでも苦手な子にとっては、「うっ!」とくる圧迫感があると思います。
その「うっ!」の壁を取っ払うには、
1.問題文を読んで意味を取る。キーワードにしるし。
疑問詞は特に注目。
2.本文に戻ってそのキーワードを探す。
答えはその前後に、「ほぼまんま」で書いてある。
つまり「探すだけ!」と。
これくらい簡略化して伝えた方が、なんだ~そうなのか~、とハードルが
下がるはずです。
4級レベルは、ちゃんと答えは順番に並んでいます。
最初の質問はだいたい第一段落に答えがあり、次の答えはそれより下に書いてあります。
ほぼまんま、というのは、「換算やいい替え」は含むことがあります。
14日間→2週間
東京在住→日本にいる
直接話法の代名詞(例:Iやme )はだれのこと?
みたいなね。
わかってない子はとにかく最初に目について読めた単語を
正解だと思い込むような節があります。
「あ、あった!」みたいな飛びつき条件反射^^;;;。
・しっかり問題文を読む!
・問題作成者は、選択肢にわざと本文に出ている表現を入れてひっかかるかな?
とニヤニヤしているのだから(笑)、それにひっかからないぞ!と肝に銘じる。
・見つけた答えが質問の答えになっているか再度、質問文を読み直して検証。
きれいにつながってる?
Whenできかれているのに、For two hoursではかみあわないでしょ。
コツをつかめば、長文問題は確実な得点源になります。
試験日は今週末ですね。ラストのレッスンをされる先生も多いと思います。
Good luckでございますー!