広い!楽しい!
何かとネガティブなニュースが多い万博ですが、行ってみるべし。すごく楽しかったです!
二日じゃ、まったく足りません。(行ったのは、4/14(月)15(火)です)
今回、開幕早々に行った理由は二つ。
ひとつは、娘がとあるパビリオンで、アシスタントディレクターとして、働いている様子を見たかったこと。たまたま仕事のオフ日になった二日目を半日追加して、いっしょに回わりました。ADってこういう仕事をしているのね、とがんばっている様子に安心もできました。
もうひとつの理由は、なんといっても万博の稀有さ。前回の愛知万博から20年後の今回の開催。
世界が参加する大規模な万博を歩きまわって楽しめるのは、私の人生では大阪万博が最後かな・・と思います。
生徒さんにも、万博を材料に英英クイズなどをしてみたいなと思い、早々に予定しました。
開幕2日目、3日目(平日)入場の並びは30~40分程度
空港のセキュリティチェックみたいに、しっかりやるので、それなりに時間はかかりますが、列の先は見えるのでイライラすることはありませんでした。初日だけが大混乱したみたいです。当然ですが、会場時刻の9時~は混みます。並びたくない人は午後などにずらしましょう。
チケットのQRコードはあらかじめスクショ保存がマスト。パビリオンの入場にも毎回使います。

中に入ると、本当に広大!
意匠を凝らした建物、自然とアートが点在する気持ちいい空間。未来・科学・いのち・環境・文化などをテーマにした多彩なパビリオン。もうワクワクです!
いた!いらっしゃいませミャクミャク!


そして、圧巻の大屋根リング!



2日じゃまーーったく足りません(2度目!w)
【これから行かれる方へ】予約で知っておくべきこと
7日前予約枠は、「5つの枠のうち1つしか当選しない」という注意書き、読み落しがち^^;!
つい「まず朝はここ、次はここ…」と、つい時系列で予定を立ててその順で入れてしまいがちですが、予約できるのは1つだけ!なんです。
つまり最優先ひとつ、あるいはせいぜいナンバー2までを、時間を変えて、抽選にトライし(人気館は遅い時間も狙い目)、まずは1つを確保するのがいいと思いました。
友だちとチケットを各々が買って、当日一緒に行動するようなときは、万博IDを共有して、まとめて予約ができます。アプリにちょっと癖があって、操作がわかりづらい・・とみなさん、つぶやいているとおり、グルグルしがちなんですが、何度かやっていると慣れました(笑)。
さらに3日前のタイミングで、次の候補をひとつ押さえます。そこも抽選だと勘違いしていましたが、早い者順でした(出遅れたー)。
さらに、当日、アプリで空き具合を見ながら、予約をしましょう。ただしそれもひとつずつ。一つ見たら次が予約できる、みたいな感じなので、すべてを予約で埋めることは不可能なシステム。でもそれがいいと感じます。やっぱり歩きながら、ふらっと立ち寄るというのが自然なので。
予約なしで入れるパビリオンもたくさんあります!
まとめると、評判がよさげで、ぜひここは見たい!というところを絞り、7日前と3日前で、各1つを押さえると安心、かつ満足度は高まるでしょう。
日本館は7日前も3日前も予約は取れませんでしたが、当日に行ってみたら、19時半~は入れますよ、とスタッフさんに聞いて、その時間に戻って予約なしで入りました。初日、一番満足度が高かったのは日本館。おすすめです。
アプリを使い分ける!「パーソナルエイジェント」
入場チケットのQRで、すべてのパビリオン・イベント予約も紐づけされます。つまり中に入っている時点でそのアプリは全員持っています。
でも、もうひとつ、「Personal Agent」を事前にインストールしておきましょう。大阪市民はマップが無料で区報で配られたそうですが、現地の紙マップは有料ですし(SDGs)、そのために長い列に並ぶのもなんだか時間がもったいない。4月は案内のボランティアさんもまだ不慣れ。
〇〇はどこ?どういうルートで歩けばいい?そこまで何分かかる?
など、いちいち尋ねずに解決できるのが「パーソナルエイジェント」です。

行ってみたパビリオンいくつかご紹介
◆日本館
「循環」をキーワードに、環境技術や宇宙探査、キャラクターを活用した展示で、さすが美しく見応えあり。
日本館のまわりにポケモンが点在しています。

つるつるに研磨された火星の石が触れます(プラスティックだと思うレベルにつるつる^^;)大きな石は見るだけでした。

みどりの藻のキティちゃん、楽しい。


◆三菱みらい館(当日予約)
深海から火星までの旅を、没入感のある迫力ある映像を年齢問わず、楽しめます。
◆大阪ヘルスケア館(7日前予約)
リボーン体験ルートが楽しい。これ、専用アプリを事前登録しておく必要あり。
25年後の自分(アバター)と出会えます。当然、ゲゲゲな老婆ではございました(笑)。
肌、髪、歯、脳、筋肉量、骨など総チェックしてくれて、それぞれABCD判定。
髪だけはBで、あとはC。骨は案の定Dでした。
それでも総合判定は、私は15歳以上も若く判定されてちょっと気をよくしました(笑)


↑↓こういうのを、生徒向けの英語クイズにしようかと・・・

◆Dialogue Theater – いのちのあかし(3日前予約)
映画監督の河瀬直美プロデューサーのシグニチャーパビリオン
ここはコーチングとかカウンセリングとか「対話」に興味がある人に向きます。
「対話する二人を、参加者全員で目撃するシアター」という不思議な企画でした。
木造の小学校を移築した建物とお庭が、なんともいい雰囲気で素敵でした。

入口でカードを渡され、5名ほどが「対話の候補」に選ばれます。別に集められ、ブリーフィングでうち一人が代表に。
小ホールくらいの大きさのステージに、全員誘導され、代表は顔が見えないよう観客に背を向けて立ちます。
会話をリードする相手は、どこか別場所からでしょう。正面の大画面に迫力の大写し。
なんと、娘がその観客側代表の不思議な役をいただきました。
お相手は、一瞬、ホンモノの河瀬監督?と思ったほど似た雰囲気の女性でした。
さすがにうまい問いで、対話者(娘)の内面の感情や考えを引き出すよう質問を繰り出します。
これ、喋れる人が代表として立つかどうか、ふたを開けないとわからない勇気ある企画だと感じました。
娘は「引き受けるか躊躇したけれど、自分を見つめなおせた時間になったかな」と言っていました。
素敵な窓ガラスに気づいてパシャリ!
ほんとに気付かないくらいのさりげない字で↓↓
「愛することは、どちらのものともつかない幸せを共にすること」
すてき♪

◆コモンズA コモンズB(予約不要)
コモンズといういくつもの国が集まって展示を見せる共同パビリオンもあります。


生徒の一人が、南太平洋の小さな国、ツバルを好きな国としてあげたことがあったので、立ち寄ってそんな話をしたら、
「衣装を着てみる?」
と声をかけてもらいました。はい、喜んで~^^/
こういうちょっとした会話が、万博の楽しい思い出になりますね。初日いっしょに回ってくれたのぶこさんもいっしょにパシャリ♪

◆Women’s Pavillion ウーマンズパビリオン(ふらりと)
“When women thrive, humanity thrives.”
(女性が活躍すれば、人類全体が豊かになる)
そんなテーマのウーマンズパビリオン。
力強く、美しいメッセージです。
でも日本では、国会議員に占める女性の割合が、世界でもかなり低い水準。
社会の中で女性がもっと声をあげられる環境、次の世代によりよいバトンを渡すことを考えないといけないですね。


◆Physical Twin Symphony@シャインハット(7日前予約)
4月だけのイベント。遠隔地にいるピアニストがヴァーチャルで舞台にいるように見せたり、AIで作曲をしたり、片腕のない義手のバイオリニストさん、車いすのダンサーさん、など多彩なメンバーがいろんなスタイルで楽しむ未来感あふれる音楽ライブ。
観客を選んでステージに上げていっしょに巻き込む演出などは、まるでYoung Americansみたいと、ステージは未来ながら、私には懐かしく感じるところもありました。

食事場所
フードトラックも、コンビニもあるので、天気がよければベンチなどでリーズナブルに食べることも可能です。せっかくなので異国の香りがするところを選びました。
大阪のれんめぐり(フードコート)のタイ料理
行き当たりばったりで、たどり着いたフードコートでした(笑)。【本場の味!】クンテープというお店。2,200円ほどだったかな。おいしかったです。広いフードコート中央の椅子席がなんと、有料予約制(550円)!二日目の昼はガラガラでした。みんな外の無料テーブル食べたり、店の横のカウンターで食べたり。

イギリス館のカフェ
予報になかった雨に降られて、雨宿りを兼ねてイギリス館を見たあと、1階のカフェに。(ちなみに2階にはすてきなバーもあります)。フィッシュアンドチップスと、スモークサーモンなど。それも美味しかったです。

UAEのレストラン(アラブ首長国連邦)

二日目も晴天からの雨で、激寒。本場の中東の料理を食べてみたかったので、1時間ほども雨に降られながら、ひたすら待ちましたとも。さまざまなスパイスの効いた本場のお料理はおいしかったです。アラビアンな衣装をまとった方々もたくさん食べにいらしていました。ひとり4,000円前後といいお値段しますが、ちょっとおしゃれな紙の容器です(笑)。
↓とても美味しかった!のですが・・・

食事中に、けたたましい火災報知器が鳴り(緊急地震速報みたいなヤツ)、なんの臭いもしないし、おそらくまた誤作動でしょ・・と食べ続けていたら、”Evacuate!”を怒られちゃいました(笑)。外でスタッフの皆さんとともに、さむ~といいながら解除を待つ、という、避難体験つきのランチになりました(笑)。
ミャクミャクくじ!!
最初に万博キャラとして発表されたときは、ビジュアルにびっくりしたミャクミャクですが、見れば見るほどかわいい。見慣れないという理由で、ミャクミャクの悪口は許さないぞ(笑)。
最後に入口近くのミャクミャクハウスで、全く並ぶことなくいっしょに写真も撮れました!

そうそう、ありとあらゆるデザインで商品が出ていますが、ミャクミャクくじでのみ入手できる、涅槃像スタイルのミャクミャクをゲットしました。当たり3等は最下位ですが、2200円でこのサイズは、ショップのものよりちょっとお得感があるくらい。1等だと抱きかかえるサイズ。当たっていたら帰りの新幹線で困っていたかも(笑)。シャインハット(シアター)の近くの出店です。

夢洲駅のワイドな電光掲示板で、
「♪買って!買った?買ったよね?」と圧をかけるミャクミャク、やっぱりかわいい~(笑)

夜のEXPO
1日目は夜までいたのですが、楽しみにしていたアオと夜の虹の噴水と花火のショーは雨で中止。
リングの上からの風景も撮れず・・・
雨上がりの一瞬のお散歩で、この写真が撮れたのは幸いでした。


最後に
泊まりは梅田。地下鉄で迷わずいけるように、工夫されており、乗り換えのところでは、誘導スタッフもしっかりいました。
夢洲駅についたら、拡声器の係員の方々ががんばりすぎ(笑)。お互いの声をかき消すうるささで、何言ってるかわからない(汗)。ゲート前に近づくと「前に続いて歩いてください~~!!」って全力で連呼しなくても、ここで逆走する人はいないってば。
うん、とっても日本らしい風景。
中にはいると、スタッフのみなさん、どのパビリオンも、みなさん笑顔で一生懸命です。
一周2キロの巨大なリングの中に広がる、小さな世界。
未来の都市生活、命の神秘、宇宙、最先端の科学や健康などなど――
全部を理解しきれるわけではないけれど、それでもやっぱり楽しい!と感じる空間でした。
スタンプラリーに夢中な地元の小学生たち(たぶん校外学習)も、ほほえましくて。
そして、知的好奇心あふれる若者こそ、ぜひ「うぉぉ〜!すげ~~!」
と声をあげながら体感してほしいな、と思いました。
「夏にUSJに行くけれど、万博には行かない」とつぶやいたうちの中学生に、
思わず「それはもったいなーーい!」と即反応してしまいました(笑)
たった6カ月しか存在しない、未来へつながる夢の世界。
私も密かに、第二弾を狙っています。


長文を最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!!