サマーレッスン後編 スパニッシュオムレツが美味しすぎた!

毎夏みんなが楽しみにしてくれる「インターナショナルクッキング」

国際色があって、なるべく食べ慣れていない、できれば初体験になるような料理を毎年選んでいます。

今年はスペイン風オムレツ、トルティージャ・エスパニョーラ
6月にみなとみらい(横浜)の本格レストランで食べたものが、家庭で作るものと違って、とっても美味しかったの!

で、こちらにしました!↓は保護者&生徒さんに案内するときの試作品の写真。

パン・コン・トマテ、フランスのブルギニヨンバター(別名エスカルゴバター)を塗ったパン、そしてインドのマンゴーラッシーも。

万博の大屋根リングの下で、各国の屋台料理をテイクアウトしてつっつくような、国際色豊かなランチにしてみました^^/

目次

スパニッシュオムレツの材料とポイント

では、子どもたちと作ったスペイン風オムレツのレシピをご紹介します!
こちらの分量で4人分くらい。

・じゃがいも 2個(200g~250g)
・卵  3~4個
・玉ねぎ 1/4~1/2個
・ソーセージ 3~4本(ベーコン)
・牛乳 大さじ1.5
・マヨネーズ 大さじ1 
・塩  小さじ1/3 くらい(野菜と卵に適宜)
・こしょう 少々
・オリーブオイル 大さじ2

パプリカ、ズッキーニ(彩りでオプション)

作り方のポイント

本場のレシピでは、たっぷりのオリーブオイルでスライスしたじゃがいもをじっくり揚げてから卵液に投入…という手順。レストランで食べたジャガイモのねっとりした美味しさは、この作り方からなんですね!

でも、生徒とリビングで揚げ物はさすがに無理。カロリーも高いでしょう。

そこで、電子レンジでほっくりさせてから炒めた野菜類とオリーブオイルをなじませる方法にしました。

この方法でも十分おいしく仕上がりますし、じゃがいもをレンジで加熱している間にほかの作業もできます。

では手順!

じゃがいもは皮をむき、半分に切る。切り口を下にして6mm幅くらいの厚めのスライス。
※ポテトチップスのような極薄にはしません。後でほっくりさせてから粗くつぶします。

② 耐熱容器(ルクエやお皿+ラップ)に入れ、電子レンジで600Wで4~5分加熱。過熱しすぎるとじゃがいもが台無し。足りないとあとで焼いても硬めに感じるので、かならず爪楊枝をさしてほ柔らかさを確認。

玉ねぎは縦に薄切り、パプリカは1cm角に、ソーセージは小口切りにする。

フライパン(またはホットプレート)にオリーブオイルを入れ、③を順に炒める。
塩・こしょうをして、焦げないようふたをして弱火で加熱。

⑤ やわらかくなったじゃがいもを④に加えて炒め合わせる。
ここで追いオリーブオイル、塩・こしょうをする。

をボウルに割り入れ、よく溶き、塩・こしょう、マヨネーズを溶かした牛乳でこくとふんわり感をプラス。そこに⑤の炒め野菜を卵液に投入!

ここが重要ポイント → フライパンに卵を入れるのではなく、熱い具材を卵液へ入れる
余熱で卵がトロっとします。

⑦ 小さめのフライパン(18cm程度)が厚みを出しやすい。
オリーブオイルを入れ、「卵+野菜」を流し込み、ふちから大きく何回か混ぜる。ふたをして弱火でじっくり焼く。

⑧ 8割ほど火が通ったら、フライパンのふたか平らなお皿でふたをして、えいやー!とひっくり返す。
そのままフライパンに滑らせて入れ、反対側を焼く。

⑨ ケーキのように切り分けて完成。
スペイン料理店ではマヨネーズ添えで出てきました。

パン・コン・トマテ(Pan con Tomate)

パンを焼き、トマトの切り口をグジュ〜ッとこすりつけてパンにしみ込ませ、塩+オリーブオイルで仕上げるタパスのひとつ。

さっぱりしてとっても美味しいのですが、子どもと作ると…スプラッターなトマト祭りになる可能性大(笑)。

そこで今回は、KAGOMEの甘熟あらごしトマトに、湯むきしてダイス状に切ったトマトを混ぜました。
味つけは塩+オリーブオイル少々。簡単で安心なアレンジです。

それを焼いたパンにのせます。フレンチのブルスケッタに近かったかな。
後述のエスカルゴバターの上にのせて味変してもおいしいです。

ブルギニヨンバター(Bourguignon Butter)= エスカルゴバター

ご近所のビストロ直伝レシピです。

材料

  • パセリ 一束(20g)
  • バター 80〜100g
  • にんにく 1かけ
  • 塩・こしょう

作り方

  1. パセリとにんにくをチョッパー(または包丁)でみじん切りにする。フードプロセッサーとかチョッパーのほうが鮮やかになる。バターはあとから!
  2. 室温に戻したバター(200Wで軽くレンチンでもOK)を加え、さらに混ぜる。
  3. ラップで包んで冷凍すれば約1カ月保存可能。

肉、エビやホタテ、野菜にかけて焼くのも最高です。

生徒さんは、最初パセリのにおいに顔をしかめた子も、パンに塗って焼いたら、全員「おいしい〜!」と完食してくれました。見た目も緑が鮮やかなガーリックバターパンです。

写真はパンを焼く前。↑のトマトは生。こちらは焼いて食べるものね。

マンゴーラッシー

これは夏のド定番!
カルディのマンゴーピューレさえあれば、間違いなくヒットします。

ピューレはunsweetened 甘くないので、お砂糖でお好みに調整してください。

VitaMixで粉砕すると、トロットロのスムージーのようなラッシーになって大人気!
「うっめ~〜!」と叫ぶ男子(笑)。

材料(4人分)

  • カルディのマンゴーピューレ 1/2箱
  • 牛乳 200cc
  • ヨーグルト 200〜400cc(お好みで)
  • 砂糖 大さじ2杯くらい
  • 氷 多め
  1. 材料をすべてミキサー(VitaMixを使いました)に入れる。
  2. なめらかになるまで粉砕する。
  3. グラスに注ぎ、あればミントなどを飾るとおしゃれ~(やってませんw)

氷を多めにするとさっぱり感。ヨーグルトが多いと濃厚に。
マンゴーピューレを半分程度凍らせて使うと、冷え冷えが続きます。

最後に…クッキングをやる理由

年長クラスから小6まで、今年は計6回実施!
↓この写真は年長クラスの様子。途中でハイテンションになってダンスしたり、作戦会議をしたり(笑)、とっても元気いっぱいでした。

私が長年、季節レッスンにクッキングを取り入れている理由は、2つあります。

  1. 美味しい&楽しい思い出は、人生の宝物!
    子どもたちの中に、ずっと残っていてほしいなぁ…と願っています。

  2. 食の冒険と異文化体験
    普段は食べないアレンジや、異国の食文化にちょこっと挑戦してほしい。
    お子さんの小さなチャレンジを応援しています。

毎年、実施後には「家でも作りました!」という声をいただきます。
中には、10年以上ぶりに会った元生徒さんが「夏のクッキング、大好きだった!」と話してくれることも。

子どもが子どもでいられる夏は、振り返るとあっという間です。このひとときが、楽しくておいしい記憶として残りますように。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次